日本ハム16年目の金子誠内野手(33)に“最遅”の勲章ゲットが現実味を帯びてきた。開幕から打率5割1分と首位打者を快走するなど、好調を持続。パ・リーグ野手部門4月度の月間MVPの大本命で、同リーグで入団から最も遅い初受賞になる可能性が高まっている。
リーグ最速で安打を積み重ねる金子誠が、最も遅い記録達成に向かって近づいている。プロ16年目の春に打棒が爆発し、文句なしのパ・リーグ野手部門の4月度・月間MVP最有力候補。もし獲得すれば、92年金石昭人投手(日本ハム)の14年目を更新するリーグ史上“最遅”の栄冠という、おまけ付きの初受賞になる。
開幕以降、14試合を消化し、12球団のトップ打率で計26安打はリーグ最多。7試合連続二塁打のプロ野球記録も樹立するなど、12二塁打も両リーグ最多だ。現時点の月間MVP争いは7本塁打のオリックス・ローズが最大のライバルだが、脅威の9番が強烈な印象を残している。昨季までの通算打率2割5分6厘の打者が大爆発。ゴールデングラブ賞を2度受賞するなど守備の職人のイメージが強いが、強打での受賞も夢ではなくなってきている。
96年に対象球団限定の東京ドームMVPの獲得はあるが、球界全体が対象の最優秀選手賞は未経験だ。すでに高橋ら周囲からプレッシャーをかけられており「信二にも(月間MVPを)ちゃかされているけど、そういうのはもらうべき人がもらえばいい」と、マイペースは崩さない。
好調な打撃について「春の珍事」と言い続け、決して浮かれることはない。「(記録など)すべてのことはシーズンが終わってからでいいの。そんなハクがつくのはいらないの」。射程圏の月間MVPについて“金子節”でかわしたが、4月は残り9試合。チャンス到来には違いない。【村上秀明】
[2009年4月21日9時18分
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