<広島1-12阪神>◇25日◇マツダスタジアム

 まさか、この日の大敗を暗示していたわけではないでしょうが…。今季最多12失点で大敗した阪神戦で笑えないトラブルが起こっていた。2回表、阪神鳥谷の打席の際、バックスクリーン上の電光掲示板の2回表(阪神の得点部分)に、なんと「19」の数字が点灯。その時点では、まだ1点も入っていない。初回に先発長谷川が4点を失っており、合計得点は23点と表示された。さらに、続いて阪神攻撃中にもかかわらず得点が0点になり、なぜか広島の攻撃中モードに切り替わった。正常化したのは2回裏からだった。

 球団によると原因は「単純な人的ミス」だという。ヒット数を入力するところを間違えたためエラーが出て、しかもすぐには修正できなかったため、そのまま1イニング待つことになってしまったという。

 マツダスタジアムでは、新球場開幕戦(10日)でも電光掲示板が正常に作動しなかったり、スピードガンが表示されなかったこともあった。また、24日の試合では敷設してあるスプリンクラーに打球が当たり、イレギュラーヒットになるなどトラブル続きだ。

 エースのルイスも主砲の栗原も欠き、再び借金2。踏んだり蹴ったりのブラウン監督は「不運なことはあるが、先発が踏ん張らないと」と、努めて冷静に話していた。

 

 

 

 【高垣

 誠】

 [2009年4月26日12時26分

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