<ソフトバンク0-4楽天>◇26日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク杉内俊哉投手(28)が「魔の2回」にやられた。2回1死から中村紀に安打を許すと、続く山崎武に高めに浮いたチェンジアップをバックスクリーン左へ運ばれた。「変に配球を考えすぎた。あの2点は防げた」。結局、7回4失点で今季初黒星。前回登板の19日ロッテ戦でも、2回に3連打などで2点を失った。12日の日本ハム戦も1失点しており、これで3戦連続。秋山監督も「立ち上がり3点か。痛かったね」と振り返った。

 高山投手コーチは「WBCではリリーフでつくってきた。どうしても早く仕上げないといけないから上体で投げてしまう」と立ち上がりの悪さがWBCの影響であると指摘。それでも「後半は足を使う投球ができていた」と続けた。杉内も「最後の3イニングは、自分のリズムで投げられた」と4回以降8奪三振の投球には納得の表情だった。

 [2009年4月27日10時32分

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