<西武7-2ソフトバンク>◇29日◇西武ドーム

 ソフトバンク川崎宗則(27)がチームただ1人のマルチ安打で意地を見せた。チームは西武先発石井一の前に無安打行進。6回2死、重苦しいムードを左翼線二塁打で振りはらった。「ホールトンが踏ん張っていたので何とかしたかった」。得点には結びつかなかったものの、同点のチャンスを演出。8回にも先頭打者として安打で出塁。最後まであきらめない姿勢を示した。

 25日楽天戦で左太もも裏に違和感を訴えて途中交代。28日、2試合ぶりに復帰したばかり。本人は「もう問題ない」と話すが、WBCでの疲労もあってか、打率は2割6分7厘にとどまっている。チームも今季2度目の3連敗。それでも「何とか(悪い)流れに逆らっていかなければいけない」と歯を食いしばった。

 [2009年4月30日10時38分

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