<日本ハム1-2西武>◇1日◇札幌ドーム

 あと1死…。延長12回2死二塁、3番手建山義紀投手(33)の変化球は、中島のバットに吸い寄せられていった。前進守備の左翼スレッジの頭上を越える二塁打。梨田昌孝監督(55)は「外を狙ったのが真ん中にいったね。外野手も前にきていたから…。普通の守備位置なら捕れていただろうけど、1点もやれないところだから。仕方がない」。午前中に仙台を飛び立った12時間後に待っていた結果は、延長戦で力負けの3連敗だった。

 あと1本…。エース対決ではあったが、チャンスはつくった。5回に1死満塁、8回にも2死一、二塁と涌井を攻め立てた。しかし、どちらも最後のひと押しが足りなかった。「あと1本出れば…というのがお互いにあったね」。疲労の色がにじむ指揮官の顔はさらにゆがんだ。

 だが肉体的疲労とは違い、ダメージは小さい。9回1失点で降板したダルビッシュに続き、10回に登板した守護神武田久も1回無失点。負け投手となった建山も悲観する内容ではなかった。3試合安打のない稲葉についても、梨田監督は「まだ100試合以上あるんだから」と前向きにとらえた。その言葉はチーム全体にも当てはまる。【本間翼】

 [2009年5月2日10時1分

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