<中日4-3広島>◇7日◇ナゴヤドーム

 今季限りの現役引退を決めている中日立浪和義内野手(39)が、球団最多、史上6位タイとなる13本目のサヨナラ打で接戦にケリをつけた。9回裏2死一、三塁で代打で登場。広島3番手梅津のストレートを中越えにはじき返し、サヨナラの走者を迎え入れた。「いいところでチャンスをつくってくれたんで、本当にうれしい。(立浪コールを聞いて)いつもは力んでしまうが、きょうは平常心でいい感じで立てたので、絶対に打てると思っていた。打った瞬間はどうかなと思ったけど、抜けてくれと叫びながら走りました」。バックする赤松のグラブの先で打球が弾むのを見届けると、喜びいっぱいでガッツポーズをした。

 [2009年5月8日8時6分

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