<日本ハム10-1オリックス>◇8日◇札幌ドーム

 お立ち台に並んだバッテリーの視線の先に、ベンチで拍手を送る強力援護陣が見えた。日本ハム打線が今季17度目の2ケタ安打で10得点。5回に2点適時三塁打を放った稲葉は「今の打線はどこからでもつながるし、どこからでも点が取れる。みんなが集中してやっています」と胸を張った。

 “着火マン”は4月の月間MVP男・金子誠だった。5回1死から右中間を破る三塁打。「(調子は)ちょっとずつ落ちてきていると思うんですけどね」と謙遜(けんそん)する一打から、四球を挟んで4連打と後続が続いた。6回にも四球を絡めた3連打などで、打者一巡の猛攻。5点を追加して試合を決めた。

 打線好調の要因はバットだけではない。5回の金子誠、稲葉。そして6回には鶴岡が三塁打を放った。相手の守備位置と打球から判断し、常に次の塁を狙う姿勢。梨田監督も「三塁打は大きいよ。サードにいけば点が入る確率が高い」と評価した。

 積極走塁に加え、4番に入っている小谷野がバットを短く握っているように、全員が「つなぎ」の意識を持っていることが好調の要因。稲葉は「オレも(バットを)短く持とうかな。センター返しでね」。ヒーローインタビューを眺めるベンチにも、たくさんのヒーローがいる。【本間翼】

 [2009年5月9日10時12分

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