マー君に復帰初戦から全開指令!疲労による右肩の張りで出場選手登録を抹消されている楽天田中将大投手(20)が、13日の日本ハム戦(Kスタ宮城)で復帰先発する。登録抹消直後は長いシーズンを考え、球数制限を設けるプランも浮上したが、回復具合が良好なこともあって一転、首脳陣は無制限の完投指令を出した。4月29日以来、中13日でぶっつけ先発。野村監督が鉄腕「稲生2世」とたたえた男が、試運転なしでフルスロットルの復活マウンドに上がる。
田中の顔に疲労の色はすっかり消えていた。この日の練習を終えると「(登板間隔が)空いても、それほど気にならない。問題ないです」と淡々と話した。4試合連続完投勝利の影響から出た右肩の張りで、4月30日に出場選手登録を抹消された。野村監督には「マー君だけは痛いと言わなかったのに。神の子取り消し。マー君、親の子、普通の子」と評されたが、いよいよ13日の日本ハム戦で復帰する。
抹消期間中は実戦での調整登板はなく、中13日でのぶっつけ先発。当初、首脳陣は長いシーズン、将来的なことを考慮し、田中の復帰戦には100前後の球数制限を設けるプランが持ち上がった。だが休養で右肩は順調に回復したこともあって、杉山コーチは「もう大丈夫。あんまり球数、球数って言うと、監督に怒られますから」と説明。特別扱いせず、これまで通りの無制限で完投指令を出した。
先発ローテでは岩隈が5月に入って100球を解禁。ルーキー井坂もキャンプで右ひじを痛め、2軍で80球以内の制限を受けていたが、5日の西武戦でプロ初登板し、117球の熱投で初勝利を挙げた。先発陣が奮闘しているだけに、復帰する以上例外は設けない方針だ。
12日から首位タイの日本ハムと直接3連戦。田中は「厳しい戦いになると思う。相手は調子がいいけど、自分の投球ができれば」と話した。高須、鉄平ら主力が相次いで離脱。直前のロッテ3連戦にも負け越し、連続カード勝ち越しも4でストップした。一時の勢いがなく、復帰登板は負けられない試合となる。球数制限しないかわりに、13日以降は岩隈とともに中6日を守って先発させる予定だ。ここ一番で驚異的な力を発揮するマー君。いきなりアクセル全開のマウンドとなる。【小松正明】
[2009年5月12日8時26分
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