2年目の阪神木下里都投手(25)が待望のプロ初勝利を挙げた。0-1の6回に2番手でマウンドへ。

「試合を左右するところで投げさせてもらっているので、ゼロで(無失点)という意識でした」

先頭の中日村松に外角157キロを見極められて四球を献上。「低く低く。これ以上出さないように」。4番サノーを内角ツーシームで一邪飛。続く石川昂は内角球で詰まらせて遊ゴロ。最後は石伊を高めの155キロで空振り三振に斬った。

直後の7回表に佐藤の21号2ランで逆転。「いつも打ってるので、打ってくれるかなと思って見てたら本当に打ったので、ちょっとびっくりしました」。ウイニングボールを手に白い歯を光らせた。「(試合後)親からLINEがきていたので『よかった』と返しました」と笑みを浮かべた。

肩の強さを買われて投手に転向したのは福岡大1年の時。最速159キロの力強い投球を武器に、メキメキ頭角を現した。2年目の今季は交流戦でプロ初先発を経験し、再び中継ぎに。1軍では16試合に登板し、防御率2・66をマークしている。前日15日は2年目の今朝丸がプロ初先発し、この日は伊原、工藤と24年ドラフト同期がリレーをつないだ。藤川監督は「どんどん伸びていってもらいたい」と期待。若き投手陣にまた1人、頼もしい男が加わった。【村松万里子】

◆木下里都(きのした・りと)2001年(平13)1月27日生まれ、福岡県出身。福岡舞鶴では1年夏からベンチ入りし、同年秋から正遊撃手。福岡大1年時に投手転向。4年春に全日本大学選手権出場。KMGホールディングスを経て、24年ドラフト3位で阪神入団。25年5月29日DeNA戦でプロ初登板。今季推定年俸1200万円。183センチ、89キロ。右投げ右打ち。

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