<楽天1-7巨人>◇23日◇Kスタ宮城

 巨人打線が楽天のエース岩隈に集中打を浴びせて攻略した。「岩隈打ち&左腕エース内海復活」でまた巨人が加速し始めた。

 原辰徳監督(50)が「私も(岩隈をWBCで)見ていましたから。2、3点の攻防になると思っていた。連打でつないで4点取れたのが大きかった」と驚き、称賛する巨人打線の集中打だった。3回に4連打を含む6安打で4得点。先発内海に大きなアドバンテージをもたらした。

 日本を代表する好投手、岩隈の攻略。最も難しい任務を遂行した。篠塚打撃コーチは「高めに浮いた球を狙っていこう、と。3回はみんながうまく打っていた。あの回だけだった」と明かした。直球と変化球の腕の振りが全く変わらず、しかもリリースポイントが打者に近い。だからワンバウンドになる高速フォークにも手が出てしまう。しかし巨人打線は、岩隈の勝負球を辛抱強く見た。

 口火を切る二塁打を放った阿部は、初球の低めフォークを見逃し。カウント1-1から、外角中央に甘く入ったフォークをとらえた。打線が上位に回ると傾向は顕著になる。坂本、工藤、小笠原はともに変化球を見極めた直後、ストライクゾーンに来たボールを打ち返した。移籍後初スタメンで、2点目の適時打を放った工藤は「本当に際どいところに投げてくる。その中でもしっかり見極めていこう、と思っていた」と、カウント0-2からの中前打を振り返った。

 各自が「ワンチャンスをモノにでき良かった」と口をそろえ、胸を張って引き揚げた。内海を勝たせたいという強い思いに、数少ない失投を仕留めようとする集中。攻撃陣が2つの大きなテーマを結実させたビッグイニングだった。【宮下敬至】

 [2009年5月24日8時42分

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