<オリックス4-2巨人>◇11日◇スカイマーク

 巨人ディッキー・ゴンザレス投手(30)が先発し、8回8安打4失点で今季初黒星を喫した。ついに開幕からの連勝は6でストップし、「伝説の男」沢村栄治と並んでいた球団記録更新はならなかった。6月負けなしだった巨人の連勝も5で止まった。

 快進撃がついに止まった。開幕6戦6勝だったゴンザレスが、8回4失点で完投するも今季初黒星。「伝説の男」沢村栄治を超える開幕7戦7勝の球団記録更新はならなかった。それでもゴンザレスは「野球だからいいときもあれば、悪いときもある」と、サバサバとした表情で振り返った。

 今季初四球で、助っ人右腕が動揺した。1点先制した1回裏だった。先頭坂口をカウント2-1と追い込んだが結局、四球を与えた。継続中だった41回1/3連続無四球がストップ。気持ちを落ち着かせるまもなく、続く大引の初球でボークを犯した。「同じバッターが打席に立って(ボークだと)気づいた。何がボークだったか分からなかった」と渋い表情。犠打で三塁へ進められ、大村の犠飛で同点に追いつかれた。

 1度失ったリズムは簡単に戻らなかった。2回2死三塁から塩崎に勝ち越し2ランを浴びた。外角を狙ったスライダーが真ん中に甘く入った。5回には坂口に適時二塁打。いつものように、流れを引き寄せることができなかった。「ブルペンでも調子が悪く、最初の3イニングが良くなかった。理由?

 言い訳はしたくない」と、ハッキリした口調で反省した。

 敗戦にも光は見いだした。7回を終え89球。「最後までいける」と、尾花投手総合コーチに志願し、8回のマウンドに上がった。「信頼して、送り出してくれた首脳陣に感謝したい。救援陣を休ませられたのは良かった」。登板過多のリリーフ陣に休養を与え、敗戦のショックを最小限にとどめた。

 ゴンザレスの連勝とともに、チームの連勝も5で止まった。原監督は「全体的には8回をしっかり投げ抜いてくれた」と一定の評価を下した。無四球、連勝。2つの連続記録はストップしたが、厚い信頼は揺るがなかった。【久保賢吾】

 [2009年6月12日9時40分

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