<日本ハム10-11中日>◇14日◇札幌ドーム

 日本ハム打線の猛追も及ばなかった。最大7点差をつけられたが、6回から反撃開始。金子誠と糸井の2ランなどで追い上げ、最後は中日の守護神岩瀬を引きずり出したが、あと1点が届かなかった。梨田監督は「選手たちは最後まであきらめずやってくれた」と、戦う姿勢に満足していた。

 先発糸数が打ち込まれるなど、本拠地札幌ドームでの3回までの2ケタ失点は、04年4月12日オリックス戦以来の屈辱だった。それでも、3番に入った糸井がプロ初の1試合4安打でけん引。お祭りムードを演出したが「何とか勝ちたかったけどあと1本が足りなかった」と悔しがった。

 今季6度目の2ケタ得点&17安打も実らず、連勝は「3」でストップ。2年ぶりの交流戦制覇の可能性も消滅した。次戦の本拠地は30日楽天戦で2週間離れることになるが、稲葉が先発落ちの中、十分に見せ場はつくった。糸井は「1打席1打席に集中できている」と前を向いていた。

 [2009年6月15日10時7分

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