<阪神5-10日本ハム>◇17日◇京セラドーム大阪

 日本ハムが一夜で、単独トップに返り咲いた。阪神ファンに、ため息を連発させる快音に続く快音で今季最多21安打。先発野手8人のうち6人がマルチ(複数)安打で、打線のカギになるリードオフマン田中がプロ入り初の5安打を放つなどお祭り騒ぎだった。

 その安打以上に価値があったのが、1点リードの5回の四球だった。先頭打者の高橋が四球で出塁した。カウント2-2から3球連続ファウルで、ボールを挟みフルカウントへ追い込む。そこからさらに4球ファウル。我慢比べに勝ち、チャンスを演出した。計13球粘り、阪神2番手の渡辺を意気消沈させた。この回、小谷野の左犠飛で追加点を挙げ、6回以降の打線爆発の導火線になった。この日は稲葉が負傷している左太もも裏を考慮され、欠場した。梨田監督は「(稲葉が)まだ本調子じゃないから」と強行出場も可能だが、苦渋の決断をした。そんな逆風の中での乱打戦を、きっちりとモノにした。

 [2009年6月18日7時55分

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