巨人のドラフト1位、大田泰示内野手(19)が増量ボディーで「2打席目」の初安打を狙う。巨人は23日、ジャイアンツ球場で1軍の全体練習を行った。大田は、この日も原監督からマンツーマン打撃指導を受けたが、21日の初打席で3球三振した後に体重が2キロ増えたことを明かした。元祖背番号「55」のヤンキース松井はデビュー2打席目で二塁打を放った。大田はゴジラを超えられるか-。26日からのヤクルトとの首位攻防で運命の2打席目を迎える。

 大田のデカイ背中が、さらに大きく見えた。21日ロッテ戦で訪れたプロ初打席。シコースキーの直球を豪快に3度振った。17日の1軍昇格後、毎日が緊張の連続だったが、食欲は衰えていなかった。練習前、グラウンドに向かう大田が「昨日はよく休めました。いっぱい食べてるんで、体重が2キロ増えたんですよ」とベスト体重に2キロ迫る88キロへ戻したことを明かした。プロ初打席は3球三振でも、ショックどころか大物の片りんをみせて体重も増えていたのだ。

 限られたチャンスで結果が求められる。早ければ27日には先発機会がなかったため、抹消されていた高橋尚の登録が可能になる。入れ替わりで、2軍に戻る可能性もある。高橋尚は30日からの広島3連戦での先発が濃厚なため、ヤクルト3連戦での打席は生き残りに直結する。「1打席が勝負になってくる。1球目に集中したい」と覚悟は決まっている。

 出番は試合終盤での代打が濃厚だ。ヤクルトの救援陣は、守護神の林を筆頭に、五十嵐、松岡ら速球派の好投手が並ぶ。「対策?

 始動を早めてタイミングを取る。しっかり自分の形をつくりたい」と攻略法を練っている。

 元祖「55」の松井は東京ドームでのヤクルト戦でデビューし、2打席目に初ヒットとなる中越え二塁打を放っている。大田の「2打席目」にはゴジラ超えもかかる。

 この日は全体練習後に、原監督が打撃投手を務めて打撃特訓を受けた。原監督は「大田よ、大志(泰示)を抱け」と独特の言い回しで、19歳の背中を押した。21日の試合後「次にチャンスがあったら、1発打てるようにしっかり準備したい」と話した大田。あと2日間、しっかり振り込んで生き残りをかけた2打席目に臨む。【久保賢吾】

 [2009年6月24日7時31分

 紙面から]ソーシャルブックマーク