<オールスターゲーム:全セ4-7全パ>◇25日◇マツダスタジアム

 全パ3番手のオリックス金子千尋投手(25)は“おとこ気”でベストピッチャー賞に輝いた。2点を勝ち越した直後の6回裏に登板。金本、栗原と連打され無死二、三塁。ここで後続を打ち取り、7、8回は3者凡退に仕留めた。ピンチからの9人切りで3回2安打無失点。賞金100万円をゲットし「賞を取れるとは思わなかった。ゼロに抑えられて運が良かった」と驚いた。短いイニングを望む投手もいる中、気合十分だった。球宴直前の西武3連戦中には大石監督を介して全パ指揮官の西武渡辺監督に「何イニングでも行きます」と伝えていた。全パのコーチを務めた大石監督は「好投していたから、もう1イニング行ってもらった。後半戦につなげてくれれば」と喜んだ。

 [2009年7月26日9時18分

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