ナゴヤドームの両翼ポールを天井まで延ばすプランがあることが3日、分かった。落合博満監督(55)の発案で、ポールの上を通る打球が「フェア」か「ファウル」か判定しやすくすることが目的。現在はスタンドから13・5メートルの高さだが、実現すれば40メートルあまりの超長尺となる。同監督は04年に就任後、06年3月には外野席最前列に黒い幕を張り、白いボールとのコントラストを強めさせた。今年6月21日オリックス戦で和田の中越え本塁打がいったん二塁打と判定されると、バックスクリーン最前列の手すりを撤去させている。11日からセ6球場でビデオ判定が試行されるが、その動きとは一線を画している。落合監督は「ビデオって簡単に言うけど、それでプレーが止まるんだ。野球はアメフットみたいに止めるスポーツじゃない。いろいろやってみてそれでもだめで、最終手段というなら分かる」と持論を展開していた。実施の時期などは未定だが、今後が注目される。

 [2009年8月4日8時43分

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