<西武12-3ソフトバンク>◇8日◇西武ドーム

 自らの頭の中にたたき込んだ課題があった。西武先発の岸孝之投手(24)が、目標を定めた。「インコースにどれだけきっちり投げられるか。先週までは、逆球が多かったから。そういう反省がありました」と説明したが、答えはマウンド上で出してみせた。

 思い描く投球ができれば、結果はついてくる。ソフトバンク相手に7回1失点。今季パ・リーグのチームに10連勝で、昨年から16連勝まで記録は伸びた。普段は謙虚なコメントしか残さないが「意識はしてます。新聞で見て、知ってました。負けようと思って投げるピッチャーはいないでしょう」。課題にしていた内角攻めも「今日はできました。ただ、1本のホームランと、無駄な四球が…。野手も自分もイライラする。それがなければ100点に近いですね」と振り返った。

 渡辺監督の不安も吹き飛ばした。「右打者のインコースに放れていた。久しぶりに本来のピッチングができていたね」と合格点を与えた。127球を投げて7回で降板したが「球数じゃない。左打者に左の松永を試したかったから」と降板理由を説明。打線も大爆発し、嫌な連敗で漂ったムードを一蹴し、4位楽天との差を3・5ゲームに広げた。【小島信行】

 [2009年8月9日8時19分

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