左足太もも裏の故障で出場選手登録を抹消されている横浜村田修一内野手(28)の今季中の1軍復帰が絶望的となった。11日、横浜市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査などを行い「左大腿(だいたい)二頭筋損傷(肉離れ)」で全治6~8週間と診断された。7日の中日戦(横浜)で負傷していた。3月のWBCで右太もも裏を肉離れした際は約1カ月で実戦復帰したが、田代監督代行は「またやったら本人にもチームにも良くない。代打とかでは使わない」と完治に専念させる意向を示した。

 江川チーフトレーナーは、3月の肉離れと比べ「今回の方は組織の出血が少なく軽いとみていた。実際は前回と同じような結果となった」と説明した。全治が6週間なら9月18日だが、8週なら10月2日までずれ込む。7月中盤には左脇腹にも違和感を訴え、同トレーナーは「解析しないと分からないが、運動連鎖はある」と影響が及んだ可能性を示唆。今回は来季を見据え、慎重を期すことになる。

 [2009年8月12日7時16分

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