<巨人2-5阪神>◇16日◇東京ドーム
阪神の守護神・藤川球児投手(29)は意地の2回無失点で12試合ぶりのセーブを挙げた。今季初めて8回頭から登板。普段より早い出番に気持ちが高ぶったが、2イニングを無失点。3点差を守り切った。
「シモさんが頑張ってくれていた。久々に熱くなったというか、頑張りたいと思った。気合が空回りした」。先頭の2番木村拓を四球で歩かせたが、ここからが真骨頂だ。3番阿部を火の玉ストレートで追い込み、最後はフォークで投ゴロ併殺打に仕留める。4番ラミレスはあっさり一邪飛に打ち取り、事なきを得た。
9回も危なげない投球だ。1四球こそ与えたが、空振りで3三振を奪ってゲームセット。8月2日巨人戦(甲子園)以来の14セーブ目を挙げ「久しぶりにウチらしい勝ち方ができた。自分たちリリーフはこういう試合で初めていきる」と喜んだ。
最近は登板機会に恵まれていなかった。余力は十二分にあった。7回から肩をつくり、「8回から行くと思っていた」とさらり。6連敗と苦しんでいた下柳に勝ち星がつき「シモさんも抑えていたし、大事にしたかった」と胸をなで下ろした。史上初の40代バッテリーの勝利を鮮やかに後押しした。
真弓監督は「下柳が5回でマウンドを下りた時には、そういう考えはなかった」と、流れの中での2イニング登板だったことを明かした。突然の出番にも、最善の準備を整えて結果を出した。虎の絶対的守護神は、やはり頼もしい。
[2009年8月17日11時50分
紙面から]ソーシャルブックマーク



