広島が、プロ23年目の緒方孝市外野手(40)に来季の現役続行を要請していることが18日、分かった。球団首脳は「来年も続けろと言っている。(兼任コーチでオフは)若手に走塁の意識付けをして、自分の練習もして(兼任を)うまくマネジメントできている」と説明。来季には3年目となる野手コーチ兼任でのプレー続行を求めた。

 緒方は今季、右の代打の切り札として1軍に帯同し、51試合に出場、打率1割6分7厘、7打点、本塁打0。前日17日の中日戦で打撃練習中に腰の違和感を覚え、広島市内の病院で診察を受けていた。腰痛症と診断され、この日、今季初めて1軍選手登録を抹消された。松田オーナーはトレーナーとともに同市内の病院を訪問。症状をチェックし、来季の現役にも支障がないことを確認した。シーズン終盤でのリタイアとなったが、早期復帰を目指して、19日から広島・廿日市市内の球団施設内でリハビリを開始する。

 [2009年9月19日12時7分

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