<ヤクルト5-4横浜>◇7日◇神宮
さあ神宮決戦だ。4位ヤクルトが横浜に逆転勝ち、クライマックスシリーズ(CS)進出を争う3位阪神も勝って0・5ゲーム差のまま8日から直接対決2連戦を迎える。ヤクルトは3点を先制されたが、6回にアーロン・ガイエル外野手(37)の25号ソロで同点に追いつき、8回にはガイエルの2打席連続26号決勝2ランで2連勝した。残り1枚のCS出場切符をめぐるヤマ場がやってきた。
CSへの希望をつなぐアーチが、ヤクルトファンの待つ右翼席へ2度も飛び込んだ。同点の8回2死一塁。ガイエルが「集中して打席に入っていたので、どんな感触だったか分からない」と振り返った一打は、前日6日に続く連夜の決勝弾となった。1点を追う6回にも同点の右越えソロを放ち、2打席連続本塁打でがけっぷちのチームを救った。
4回までチームはノーヒット。試合開始前から降り続ける雨でいつ降雨コールドになってもおかしくない状況で、序盤の3失点が重くのしかかっていた。それでも「今年初めて他球場の結果が気になった」とガイエルも話したように、広島で行われていたライバル阪神がリードしていることを告げる電光掲示板のアナウンスに発奮。終盤の粘りで逆転劇へとつなげた。
8日から阪神との2連戦。初戦に勝てばCS進出マジック2が点灯し、連勝すれば3位確定でCS初進出が決定する。逆に連敗すればCS進出を逃す、まさにシーズンの集大成となる大一番。接近する台風がチームの勢いに水を差す可能性もあるのではと聞かれると、ガイエルは「(屋根のある)東京ドームでやりましょうか?」と、ジョークも飛び出すほど気分も上々だ。
雌雄を決する直接対決を前に「みんなが何としてもCSへ出たいと思っているし、後悔のないシーズンへしようと一丸となっている」と、助っ人は仲間の声を代弁した。高田監督も「負けている試合をひっくり返したので、これで勢いがつく。阪神と決着をつけたい」と穏やかな表情に反して、言葉には自然と力がこもった。本拠地で猛虎を返り討ちにし、悲願の初CS切符をつかみ取る。【松本俊】
[2009年10月8日7時53分
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