日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)がクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ(21日開幕、札幌ドーム)の登板を回避する可能性が15日、高まった。宮崎で行われているフェニックスリーグで実戦調整をスタートした主力組に合流したが、右肩疲労や腰痛に回復の兆しが見えず、投球練習再開のメドは立たない。梨田昌孝監督(56)ら首脳陣も見切り発車での強行登板は避ける意向で、CSでの復帰が厳しくなった。

 ダルビッシュのCS復帰の青写真が崩れる恐れが強くなった。シーズン終了後2日間のオフ、紗栄子夫人の故郷である宮崎での個人練習を経てこの日、チームへ合流。ランニングメニューと、近距離での軽いキャッチボールを行っただけで球場を後にした。明るい表情で「特に何も話すことはないです」と淡々としていたが、今回のフェニックスリーグでの復帰プランは白紙に近い状況だ。

 18日の韓国・斗山戦(アイビー)で先発し、CSへの最終テストとする予定だった。その前に5日以来、行っていないブルペンでの投球練習を経る計画でいた。だがこの日も右肩疲労と腰痛に回復の兆候はなし。斗山戦登板ならば、2日前の16日にブルペン入りするのがこれまでの調整方法。だが中垣チーフトレーナーは「明日(16日)は無理でしょう」と投球再開できない見通しを明かした。

 方向性は、16日に合流する梨田監督とダルビッシュらで話し合った末に決まるが、現実的にCSは厳しい状況だ。斗山戦で登板し、中5日の登板間隔で、24日の第4戦での先発を予定していた。だが、スケジュールを逆算すれば、回避せざるを得ない。吉井投手コーチも「まだ何とも言えない」とはしながらも「大きな故障はないが、疲労はまだ残っている。無理をさせたら来年1年間に響くかもしれない」と慎重な姿勢に終始した。

 18日に主力組は宮崎での調整を終えて札幌へと戻るが、ダルビッシュは残留して20日阪神戦(ひむか)に登板、中5日で26日の最終第6戦へと回るという奥の手もある。ただそこまでにCSの行方が決まっている可能性もあり、チームとしては確実に登板する見込みがある第4戦までに復帰させたい。それだけに、そこまで長期化すれば無理はさせず、日本シリーズへと方向転換することになりそうだ。

 この日、宮崎入りした梨田監督は「難しいかもしらんけど…。まだ分からないからね」と話すにとどめた。だが、すでに登板回避を想定してCSのローテーションのプランを練っている。

 [2009年10月16日8時51分

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