ヤクルトは中日とのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ初戦を2日後に控えた15日、ベテラン宮本慎也内野手(38)の「しっかり走れ!」という怒声がグラウンドに響いた。シート打撃中に気持ちの入っていない選手の走塁に対してのもの。決戦を目前に控えた雰囲気とは程遠い状況に、チームリーダーが活を入れた形だ。
実戦練習とはいえ、外野守備へ打撃投手が入り、打者や走者もそれぞれ違う目的で臨んでおり、緊張感が漂わなくても仕方ない部分はあった。それでも初のCS。短期決戦へ向けた準備が分からない選手も多いだけに、日本シリーズ出場経験者の宮本が手綱を締めた。
シーズン終盤までCS争いを繰り広げただけに、高田繁監督(64)も「うちはギリギリまで緊張感のある試合を続けていたし、まだ明日もあるからね」。決戦の舞台に乗り込む16日に、選手たちの目の色も変わるはずだ。
[2009年10月16日8時14分
紙面から]ソーシャルブックマーク




