広島野村謙二郎新監督(43)のカープ改革第2弾は、投手陣と野手陣の合同ミーティングだ。これまでは投手、野手別個に行っていたミーティングを合同で行うアイデアを19日、明かした。投手、野手それぞれが相手の考え方を理解すれば、チーム力アップにつながる。早ければ26日からの秋季キャンプ(宮崎・日南)で実現しそうだ。

 カープを変えるため、さまざまなアイデアを駆使する野村監督が、早ければ秋季キャンプから取り入れることを考えているのが投手・野手合同のミーティングだ。ブラウン前監督体制下では、これまで投手陣と野手陣は分かれてミーティングを行ってきた。そこを改革して、投手・野手が一緒に話し合う機会を設けようというのだ。

 狙いのひとつを指揮官が明かす。

 野村監督

 投手が打者に打たれたボールについて、投手は打たれた球を狙われていた、と認識していたとする。ところが、打者の方は狙っていたわけではなく、とっさに反応して打てたのだとしたら、そのときのことを話し合う機会があれば、投手は実は狙われていたわけじゃなかったのか、と知り、心理的に楽になる。そんなふうに考えすぎている場合は楽になるし、逆に考えていないところは、引き上げることもできる。

 投手・野手のコミュニケーションを積極的に行うことで、投手の考え方、野手の考え方を互いに深く理解させようというわけだ。

 秋季キャンプではスコアラーにビデオを数多く用意してもらい、座学の機会も増やす。ビデオを見ながら選手と話し、さまざまな状況下での対応の仕方などのほか、指揮官の考え方も伝えていく。早出や夜間練習で、体にもしっかりと覚えさせるつもりだ。

 この日の秋季練習でも、赤松ら走力のある選手を集め、どん欲に次の塁を狙う走塁を意識させた。めったに打席に立たない抑え投手の永川らにも、バスターやバント練習をしっかりとやらせた。「脚力のある選手には、状況を先読みして次の塁を狙ってほしい。投手の打撃はとても大切だし、たとえば、送りバントに成功して点が入れば、自分が続投できるかもしれない」と野村監督。投打に意識づけを徹底し、相互理解を深め、チーム全体のレベルアップを目指す。【高垣誠】

 [2009年10月20日10時28分

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