虎のスライディング部隊結成!

 阪神は21日、甲子園での秋季練習をスタートした。真弓明信監督(56)が指導する中でベテラン組をのぞいた投手9人、野手10人が参加。シーズン最終戦から中11日をおいた再始動で、いきなり約3時間半のロング練習。しかも最後は鳥谷、平野ら主力組が二塁に向け次々と豪快スライディングを敢行。ユニホームを泥だらけにするスライディングデーとなった。

 鳥谷は「まだ初日だから体が動いていない部分もあったけど。練習ができる時期なのでしっかりやります」と話した。異例のスライディング特訓を前に怒声も響いた。キャッチボールのために外野に歩いて向かう野手を、木戸ヘッドコーチが一喝。「おい、走っていけ!

 だれが歩いていっとんじゃ!」。その直後からピリピリした緊張感が漂って、練習はヒートアップ。そして最後は選手が必死の形相で繰り返すスライディング締めとなった。

 真弓監督が就任時から掲げる「走塁革命」は道半ばだ。チーム盗塁数は79で、昨季の62から増加。だが足が武器の中日に10勝14敗、ヤクルトに9勝15敗と大きく負け越した。久慈コーチは「中日、ヤクルトとの差は細かいミスとか盗塁されてピンチを広げたこと。それをウチがやれる可能性がある」と分析。7盗塁の鳥谷、3盗塁の平野を名指し盗塁増を求めた。

 真弓監督も「細かいチェックをしながら、この時期にやっておかないと。スライディングやスタートの1歩目。体に染みつかないとゲームで出てこない」と練習継続を宣言した。

 [2009年10月22日10時24分

 紙面から]ソーシャルブックマーク