今季、海外移籍も可能なFA権を取得したロッテ小野晋吾投手(34)が22日、権利を行使しない意向を示した。「まずは球団の話を聞いてからと思っていますが、ロッテが好きですから出たくない気持ちはあります」と“残留宣言”。新たに投手コーチに西本聖氏(53)が就任したことも決断の決め手になっている。「西本さんには以前キャンプで話を聞いたことがある。同じシュートピッチャーなので学ぶことはたくさんある。あのシュートをものにできれば投球の幅が広がる」と、早くも弟子入り志願した。

 昨年は横浜からのオファーもあり、最後まで悩み抜いた末に宣言せず残留を決めた。「今年は悩みはあまりない」とスッキリ。防御率3点台の安定感で8勝をマーク。3年ぶりに規定投球回にも到達するなど存在感を示した。

 [2009年10月23日8時57分

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