阪神真弓明信監督(56)が22日、桜井広大外野手(26)のレギュラー化計画に向け動いた。甲子園での秋季練習2日目。打撃練習で自ら身ぶり手ぶりのアドバイスを送り、苦手投手をなくせ、と注文した。「(桜井は)タイプ的に苦手とする投手がいるからね。どんな相手でも自分の打撃ができないと、数多く試合には出られない」。

 8年目の今季は自己最多の103試合に出場し、規定打席不足ながら打率3割2厘、12本塁打、42打点。だが巨人内海(15の9)やヤクルト石川(15の7)ら得意投手がいた反面、横浜三浦(9の1)、巨人高橋尚(7の1)、中日チェン(6の0)ら苦手もいた。桜井も「打ち損じないことと、ボールがよく見えるようになること。これが増えていけばいい感覚ということです」と気合十分。指揮官直々の宿題をマスターし、来季の大化けを狙う。

 [2009年10月23日11時24分

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