日本一奪回へ、頭脳プレーで敵の足を封じる。巨人は28日、川崎市内のジャイアンツ球場で先発陣が練習した。日本シリーズの相手の日本ハムは、今季105盗塁を決めた。機動力も武器とするが、第2戦(11月1日、札幌ドーム)先発が有力な内海は「けん制をしっかりしないといけない」と口元を引き締めた。
「ハムは下位まで切れ目がない。DH制なら、もっと気が抜けないですね」と警戒を強めた。12球団トップのチーム打率(2割7分8厘)だけじゃない。田中、森本の1、2番コンビに始まり、主軸の高橋、下位の小谷野、糸井、さらに代走要員の紺田、村田と走れる選手がそろう。いかに走者を塁にくぎ付けするかが失点を防ぐカギとなる。
内海は「けん制の癖が出ていないかスコアラーの方に確認します。もし出てたら、その癖をうまく利用したい」と明かした。癖が分かってもあえて直さず、その際にいつもと逆の動きをする。けん制するのか、しないのか、走者を惑わす作戦だ。交流戦以外の対戦はないだけに、データの重要性が高まるはず。敵の得たデータを逆に利用する情報戦にも勝利する。
この日はブルペンには入らずランニング中心に調整した。中日とのCSは出番が来る前に終了。「投げられなかった分をぶつけます。ファンも僕の存在を忘れてるんじゃないですか?
挽回(ばんかい)のチャンスです」と笑った。あり余った力を、北の大地でさく裂させる。【古川真弥】
[2009年10月29日8時53分
紙面から]ソーシャルブックマーク



