今季限りで引退した楽天礒部公一外野手(35)が23日、Kスタ宮城でのファン感謝祭で引退セレモニーを行った。ファンに向かって「仙台は本当に最高でした。13年間ありがとうございました」とあいさつすると、チームメートに現役時代の背番号と同じ8回、胴上げされ宙に舞った。エキシビションマッチでは代打で登場。球団創設年からミスターイーグルス、初代選手会長として新球団を引っ張った男が、現役最後の勇姿を見せた。
涙はなく、晴れ晴れとした笑顔だった。ぎりぎりまで現役続行の道を探ったが、来季は2軍育成コーチに。気持ちは第2のミスターイーグルス育成へと切り替わっている。「1年目に比べれば戦力も整ってきた。常勝軍団になるように、チームの底上げをしたい」と、指導者としてのやりがいも見つけた。球界再編の荒波を生き抜いた男にしかできない仕事は、まだ若いチームにいくらでもある。【小松正明】
[2009年11月24日8時43分
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