右手人さし指を骨折している日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)が、12月16日からハワイを訪れる優勝旅行で“始動”する。24日、札幌市内で日本ハム本社のイベントに参加。現在は体を休めているが「(ハワイで)ちょっとは(体を)動かすと思います。基本的にはチームと別行動すると思うので…」と明かした。

 06、07年のリーグ連覇時は参加しておらず、今回初めての優勝旅行となる。家族とともに1年の疲れを癒やすのが最大の目的だが、スイッチを切ることはない。現在は「とりあえずキャンプに向けて体を治す」と、状態回復を最優先にしているが、ハワイで来季へ向けた体づくりに着手する。

 宿泊予定のホテルには24時間利用可能なフィットネス施設があり、トレーニング場所には困らない。「ボール持参?

 それはないです。(投球など)そういうのは1月からやるので」。年内ノースローの調整予定は変わらないが、その下準備を開始する。この日のトークショーでは右手人さし指について「(ギプスを)外してもいいと言われたので外しましたが、まだちょっと痛い」と説明。完治後、すぐに第2ステップに進めるように、優勝旅行といえど、体を緩めることはない。【本間翼】

 [2009年11月25日10時32分

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