帝王学を学べ!
阪神星野仙一SD(62)が、悩める教え子に“闘将流”のエールを送った。27日に大阪市内のホテルで行われた自らの後援会「虎仙会」のパーティーに出席。城島の加入で厳しい立場に置かれた矢野輝弘捕手(40)の話題に触れた。
星野SD
テル(矢野)はいくつになった?
ありあまるくらいに頑張ってきたからね。あちこち痛くもなってくるが、テルの仕事はマスクも含め、チームをまとめたり、若い投手を見たりということもある。今後の野球人生を考えて、勉強するべきだ。そういう選手だよ。オレが取った選手だしな。
来季は城島との競争を前提とした上で持論を展開した。矢野は近い将来に指導者として阪神を支える人材だ。控え捕手という役割を務めることになっても、学ぶことはたくさんある。そんなメッセージを発信した。
星野SDにとって、矢野は思い入れのある選手だ。中日監督時代にドラフト指名し、北京五輪日本代表にも選出し、チームの頭脳となった。「現役プラスやることはいっぱいあるんだ」。大幅減俸も含め、逆風にさらされる矢野を思って、星野SDは激励の言葉をプレゼントした。
[2009年11月28日11時37分
紙面から]ソーシャルブックマーク