阪神矢野燿大(あきひろ)捕手(41)が、来年の春季キャンプ初日からのチーム合流を宣言した。15日、大阪市内の母校桜宮で講演。現在は10月3日ヤクルト戦で骨折した右足首と、昨オフに手術した右ひじの回復に努めているが「2月1日までにはちゃんとしたいと思っている。(全体に)合流できないということは頭にない」と断言した。

 今オフは連日、リハビリを続けている。シーズン終了から約2カ月がたって「足は5分ぐらいの状態。ひじはもう少しというか(今後も)注射を打っていかないといけないと思っている」と説明。残り1カ月半でキャンプインだが、明確なプランを頭に描いている。

 9日には1億4000万円減の年俸7000万円で契約を更改。城島の加入で厳しい立場になるが「ここまできたら(全力で)やって(結果)何かなってもいいと思っている」と腹をくくっている。

 再現したいシーンがある。昨年6月10日オリックス戦で同学年の金本、下柳と3人でお立ち台に上がった。もう1度そろい踏みすることが励みだ。「シモ(下柳)とカネ(金本)は大丈夫やから。オレが頑張らないと。頑張らないといけない」とはっきりと言った。

 この日はオープン戦日程も発表されたが「そんな先のことは考えてない。まず(2月1日に)間に合わせるつもり」。今季は「球界の正月」と言われる2・1をひじの手術明けで別調整だった。来季こそ勝負をかける。

 [2009年12月16日11時41分

 紙面から]ソーシャルブックマーク