ダルも仕分け人!?

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)が、来春の名護キャンプで使える球種選別を行うプランが21日、浮上した。日本シリーズ後に右手人さし指骨折が判明したため、首脳陣が指への負担を考慮し、球種の制限を推奨した。ダルビッシュ自身が多彩な球種の中から仕分けを行い、万全な状態でのシーズン開幕に向ける。

 日本ハムで事業仕分けならぬ、球種仕分けが実施される。右手人さし指骨折が判明したダルビッシュが、来春のキャンプで、指の状態を見ながら自らの球種に「見送り」「廃止」などを決断。キャンプやオープン戦などで使う球種、使わない球種を、念入りに選別していく。

 順調なら来年2月の沖縄・名護キャンプまでには完治する見込みも、首脳陣は細心の注意を払う考えでいる。厚沢投手コーチは「一番神経が敏感な部分だから、投げてみれば(使えるかどうか)すぐに分かる。キャンプの最初に様子を見て、ダメなら(使用制限など)そういう可能性はある」と話した。

 ダルビッシュは公式戦での使用頻度が低いものも含め、10種類以上の球種を操る。人さし指と中指を大きく開いて挟むフォークボールや、指先に力を入れるカットボールなど負担増が予想される球種もある。シーズン全体を見据え、使う時期を送らせる「見送り」、投げる回数を減らす「削減」などの制限をし、負担減を図っていく。

 満身創痍(そうい)の09年シーズンで痛めている腰、臀部(でんぶ)を気にする首脳陣もいる。追い打ちをかけるように、シーズン終了後に骨折が判明。来季の開幕投手は白紙の状態だけに、例年以上に体の状態を確認しながらのキャンプになりそうだ。投げる球種の判断はその一環になる。

 この日、リーグ優勝旅行のハワイから帰国した梨田監督は「(ダルビッシュも含め)故障した人は故障をしっかり直して」とオフの要望を口にした。ダルビッシュが6年目のシーズンに向け、名護のブルペンをファン公開の“仕分け場”にする。【村上秀明】

 [2009年12月22日9時22分

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