ヤクルト青木宣親外野手(27)がビッグなクリスマスプレゼントを届ける。都内で24日、ニッポン放送のラジオ番組「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」に生出演。同番組と協力して、視覚障害者にグランドソフトボールの用具を贈ることを明かした。

 「盲人野球」とも呼ばれるグランドソフトボールは、ハンドボール大のボールを用いた視覚障害者による野球に似た球技。「最初は、目の不自由な方が野球をされているなんて知らなかった。少しでも力になれたらうれしい」。生放送で語った青木は、隣に座るタレント高橋克実や萩本欽一から「素晴らしい!」と拍手を送られた。今季161安打にちなみ、ボールとバット合わせて161点を全日本グランドソフトボール連盟や全国の特別支援学校に贈るつもりだ。

 青木は競技についての知識がまだ薄いが「見れば、また何か違うと思う」と観戦を希望。「いつか大会も開けたらいい」と、グランドソフトボール青木杯の実現も夢見る。来季もこのチャリティー活動を続ける予定で「来年は200本、行けたらいいですね」と、202安打をマークした05年以来のシーズン200安打超えを目標に掲げた。同じ野球を愛する人々に勇気を与えたい一心で、来季もヒットを量産する。【由本裕貴】

 [2009年12月25日8時14分

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