日本ハム稲葉篤紀外野手(37)が、“日韓対決”での調整方針を明かした。28日、沖縄・名護市内で自主トレを行った。2月キャンプでの対外試合では17日の韓国LG戦での出場を希望。「国内(のチームが相手)だと若いピッチャーが出てくるじゃないですか。そうすると負けたくないという気持ちが出てしまうのでやりたいことができない」と、調整重視で実戦感覚を養う方針だ。

 キャンプではまず2月13、14日に阪神と練習試合が組まれている。しかし、シーズン中に対戦する可能性のある投手と向き合うよりも、次に組まれている韓国LG戦や18日の韓国SK戦(ともに名護)の方が冷静に打席に立てるとの考え。「試合中に確認したいこともあるので」とプランを明かした。

 昨年はWBC出場のためキャンプ第2クールに照準を合わせたが、今年も開幕が3月20日と早いことから同様に第2、3クールまでにピークを持っていく。「(今年も)ハイペースです。開幕早いですから」。

 キャンプでは外野手として台頭が期待される中田などと練習をともにして若手の手本にもなる意気込み。「技術だけじゃなく、稲葉さんもこれだけやっているんだということも感じてほしい」と、今年もチームをけん引する。

 [2010年1月29日9時39分

 紙面から]ソーシャルブックマーク