東大出身ハム松家は開幕に「サクラサク」
東大卒右腕に「サクラサク」の予感だ。日本ハム松家卓弘投手(27)が8日、紅白戦に登板。今季初実戦で最速145キロをマークするなど1回を2三振、3者凡退で抑え、猛アピールした。キャンプは2軍スタートとなったが、1軍昇格のチャンスをゲットして第1関門を突破。横浜からトレード移籍した新天地で自身初の開幕1軍へと望みをつないだ。
1軍昇格の資格をたぐり寄せた。2軍から招集された松家は、5回に3番手として登板。先頭紺田への2球目に、この日最速145キロの直球。追い込むと、最後は落差のある131キロのフォークで空振り三振。2死後、高口をカーブで同じく空振り三振に仕留めた。「監督もそうですし、周囲から『こいつどうなんだろう』って見られていたので」と気持ちよさそうに振り返る。
「試験」は得意だ。オフに横浜から3対3のトレードで移籍。鎌ケ谷自主トレでは調整が遅れたが、与えられた「1次試験」でひとまず結果を出した。「フォークやスライダーをうまく使いながら投げていた。真っすぐのコントロールも(投球の)テンポも良かった」。梨田監督は高評価で、まずは及第点を与えた。
入団時から東大出身選手として注目を集め、はや6年目。高松高時代から、将来性豊かな速球派右腕と評価されていた。オフにはソフトバンク和田らとの海外自主トレを行い、刺激を受けた。登板後はバッテリーを組んだ今成と反省会を開くなど、研究熱心だ。
即昇格は見送られたが、「2次試験」となる実戦登板のチャンスが与えられる見込み。この日、視察した古巣横浜米スコアラーが「今日はまとまりがあった」と警戒する。「今できることはやろうと思って、それができました」。手応えをつかんだ松家が1軍合格となる「A判定」をもらうまで、挑戦を続ける。【石井克】
[2010年2月9日8時11分 紙面から]
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