日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)の今季初の実戦登板が18日の韓国SK戦(名護)となることが濃厚になった。沖縄・名護キャンプ第3クール初日の11日、今キャンプ5度目のブルペン入り。フェンスによじ登る、携帯電話のシャッター音を響かせるなどの心ないファンにも動じず、ダルビッシュは淡々と100球を投げ切った。ビーチサンダルを履き、真後ろで腕組みして見つめていたタレント島田紳助の背筋もピンと伸びるほどの投球だった。
「最初はバラつきがあったけれど、打者を立たせてからは良かった」。厚沢投手コーチを打席に立たせ、直球、カーブ、シュート、フォークに加え、この日は今季初めてカットボールを本格的にテストした。67球目からはクイックモーションを確認。「そこまで(投球の)強度が高かったので、思い切りいくとしんどい」と手綱を緩める充実の調整だった。
昨季終盤の左臀部(でんぶ)痛などの故障の影響を感じさせない調整ペースを刻み、実戦調整の青写真が固まりつつある。18日の韓国SK戦が、その第1歩になる可能性が高い。すでに大役が決定している3月20日の開幕戦、ソフトバンク戦(札幌ドーム)を逆算したプランだ。
厚沢コーチは「カット(ボール)とシュートが光っていた。ダルがダルらしくなってきた」と目を細めた。ダルビッシュが再び完全無欠のエースとなるためのスタートがSK戦となる。【高山通史】
[2010年2月12日8時31分
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