やっぱり4番はアニキや!
今年も頼むで!
阪神金本知憲外野手(41)が7年連続で3・26開幕横浜戦(京セラドーム)の4番を務めることが11日、決定的となった。この日はキャンプで初めてランチ特打を敢行。「仕上がっていない」と言いながら、94スイングで23本を柵越えさせた。過去2年にはない順調な調整に、真弓監督は「4番を代える必要はない」と断言。今季も主砲の座を任せる考えを明かした。
圧倒的なオーラがキャンプ地の宜野座を支配した。鋭い打球の連続に、今年も変わらぬ「答え」があった。金本がキャンプ初のランチ特打に臨む。マスコットバットを手に94スイングで柵越えは23本を数えた。「緩い球だから、飛ばすだけならね。正しい形で打たないと、質のいい打球は出ない。全然ダメですね」。6連発を含む圧巻の内容でも、自らを辛口に批評した。この姿勢がチームに重厚感をもたらす。真弓監督は打撃ケージ越しに見つめ、そして断言した。「今年が1番調子がいい。代える必要はない」。7年連続で「開幕4番」を務めることが決定的となった。
長打力のある城島が加入し、新井も順調。ブラゼルも豪快なフルスイングを見せている。4番候補が複数いる状況になったが、それを上回る魅力が金本にはある。ベースランニングや投内連係での挟殺プレーにも参加。思う存分に走塁練習に取り組んでいる。「2年間、手術して思うように動けていなかったけど、今年はよく動く、躍動するプレーを見せたい。そういうプレーができる姿に持って行けるように(準備)したい」。この蓄積は疲れの出るシーズン終盤に必ず生きてくるはずだ。真弓監督も「打つことよりも(走塁で)あれだけ体がキレるのは、最高の仕上がりじゃないか」とたたえた。
昨季は移籍後最低打率の2割6分1厘。チームも4位に終わった。1月の契約更改から、金本は優勝の2文字を何度も口にする。「やっぱり勝たないと。勝って優勝して、おもしろい試合をファンに見せないと」。今年のキャンプでは手術明けの過去2年には見られなかった姿がある。シートノックでは自らが加わることはなかったが、三塁横でナインの動きを熱心に見つめていた。メーン球場のブルペンで打席に立ち、投球練習する西村の球で目をならした。さらに左打者に対するチェンジアップの使い方のアドバイスを送ったという。チームの大きな支柱として、大きな存在感を放った。
ランチ特打だけで飽きたらず、室内練習場に50分こもって、マシンやティー打撃を追加。「走る、投げるは、ほぼ(できている)。一番悪いのはバッティングが仕上がってないこと。振れるのは振れるが、正しい形でできてない。1歩ずつ作っていくしかない」。ベテランでありながら、群を抜く練習量は金本の真骨頂だ。4番起用は必然の流れ。3・26横浜戦から始まるV奪回道。開幕ダッシュを掲げる真弓阪神の骨格が見えてきた。
[2010年2月12日11時13分
紙面から]ソーシャルブックマーク



