先発ローテの一角に期待されるロッテ大嶺祐太投手(21)が紅白戦に先発し、3回を5安打6失点と大炎上した。2回、先頭の里崎に初球の直球を右中間へ二塁打とされると、初球被安打のオンパレード。5点を失った2回の4安打はすべてが初球、しかも甘いコースだった。西本投手兼バッテリーチーフコーチは「カウント1-3からやっているのかと思ったよ」と大嶺に落胆。怒りを隠してニッコリ笑って、「ふざけんなよ」とボヤいた。

 唐川と2人で、将来的に若き先発2枚看板をつくるのが西本コーチの構想だ。だからボヤキが過熱する。試合前、大嶺は低めに投げるテーマを宣言していたため、「言うだけじゃな。反省はだれでもできる。話にならないどころじゃない」とボヤキは止まらなかった。大嶺も「下半身が高かった。もっと沈んで投げないと」と反省の弁ばかり。次回登板で信頼回復につなげたいところだ。

 [2010年2月15日7時17分

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