今年11月のアジア大会と10月のインターコンチネンタル杯の日本代表に、プロ側が選手派遣を断念する可能性が濃厚になった。球界関係者が22日、「大会開催の時期に代表メンバーを招集するのは困難な状況」と断念する見通しを明かした。アジア大会は選手の1次登録が5月31日と早く、ペナントレース中。さらに派遣のためには選手会との合意も必要で、日程的に選手選考は難しい状況だ。

 日本野球連盟・鈴木副会長は「プロ側には24日までに返事がほしいと言っている」と、一両日中にも結論が出る方向だ。アマ側は今年1月、プロ側に編成を要請していたが、24日の日本学生野球協会と日本野球連盟の理事会で話し合い、最終的にはアマ側から代表チームを編成することになりそうだ。

 [2010年2月23日7時54分

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