<オリックス7-2阪神>◇11日◇京セラドーム大阪

 阪神城島健司捕手(33)が「勝利の方程式」とのバッテリー結成で収穫を手にした。希望していた抑え捕手として6回から途中出場。メッセンジャー、久保田、藤川を1回ずつ受けて「中継ぎ陣は何度も受けられない。久保田からの流れもあるし僕にとって大事なこと」と話した。

 城島が中継ぎ陣をリードする場合、ストライク先行がモットーだ。各投手の持ち球の精度を試しつつ、ストライクを要求。3人が四球を出さなかった結果に「初球を振ってくるバッターにストライクを投げることは勇気がいること。(投手は)攻めていたし、満足しています」と口にした。

 試合で発見もあった。(1)メッセンジャーはスライダーが不安定(2)久保田の新球チェンジアップに威力がある(3)藤川は打たれたくない投手の本能からサイン以外のボールを投げる可能性がある。城島は「中継ぎ投手は1球で状況が変わる。悔いのない1球を選ばないといけない」と、この日得た収穫を次につなげていく。

 [2010年3月12日11時41分

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