ソフトバンクの新助っ人、李■浩(イ・ボムホ)内野手(28=ハンファ)が開幕戦で「ダル撃ち」を再現する。18日にチームとともに札幌入り。20日に迫った日本デビュー戦を前に、昨春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝の日本-韓国戦で、9回に同点適時打を放ったダルビッシュとの再戦を心待ちにした。

 敵地に足を踏み入れた李■浩が、熱い血をたぎらせた。飛行機の窓から一面の銀世界を見下ろし、寒風吹く札幌の地に降り立った。いよいよ20日、日本でのデビュー戦を迎える。相手は因縁の相手ダルビッシュ。はやる気持ちを抑え、静かな口調で意気込みを語った。

 李■浩

 相手がダルビッシュだろうと誰だろうと関係ない。ダルビッシュだけと戦うわけではないから。自分の仕事をするだけだ。

 「自分の仕事」は分かっている。昨年3月23日(日本時間24日)にロサンゼルスで行われたWBC決勝、日本-韓国戦の再現だ。2-3の9回裏2死一、二塁の場面でダルビッシュから左前へ同点適時打を放った。現地で観戦していた王会長もこの日、韓流助っ人に対して「大舞台に強いからね」と期待を口にした。通算成績3勝12敗と天敵右腕に苦しめられているチームにとって心強い存在だ。

 ダルビッシュとは1月22日の自主トレ公開取材日に宮崎市内の球場ですでに顔を合わせ、互いにサングラスを外して頭を下げた。わずか数秒間、会話らしい会話もなかった。早くも闘争心がわき立っていた。練習後の会見で「去年は1度打ったけど、これからはずっと対戦する。(ダルビッシュへ)『これからよろしくお願いします』と伝えておいてください」とメディアを通じて“宣戦布告”した。

 この日の札幌市は最高気温1度、最低気温マイナス4度と冷え込んだ。福岡と10度以上の気温差も李■浩は意に介さない。ハンファ時代からトレーナーとしてタッグを組む趙通訳が「韓国の開幕も寒い。しかも今回はドーム球場ですから」と代弁した。寒さにも負けない熱き闘魂を日本最強右腕にぶつけるだけだ。【太田尚樹】※■は木ヘンに凡

 [2010年3月19日12時3分

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