オープン戦で左ひざの半月板を損傷した西武銀仁朗捕手(22)の今季中の復帰が絶望的となったことが24日、分かった。故郷の京都にある病院で、3月下旬に手術することを決断。今後の見通しについて、渡辺監督は「リハビリも含めれば、1年はかかると思う。捕手にとって、ひざは大事だからね。復帰できたとしても、シーズン終わりごろになるかな」と長期離脱を覚悟した。

 負傷したのは、7日阪神戦(倉敷)の走塁で一塁ベースに駆け込んだ時。野球人生で初めての大きな故障とあって、手術に踏み切るまで多方面から意見を聞いた。20日に西武ドームで開幕カードを観戦した銀仁朗は「(球場に流れる)音楽を聞いてたら、やりたくなりましたね。でも、ケガしたものはしょうがない。手術する方が早く復帰できると思う」と話した。手術後のリハビリも、京都の主治医のもとで行うという。

 昨季は捕手でチーム最多の112試合に出場。経験を積んで、投手陣の信頼を勝ちとり始めた矢先のアクシデントだった。正捕手は細川で、打力のある上本と併用して起用されている。

 [2010年3月25日9時33分

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