<中日4-9横浜>◇14日◇ナゴヤドーム

 中日小笠原孝投手(33)が横浜打線に3本塁打を打たれ、5回8失点と炎上。中盤で試合を決められ、今季2敗目を喫した。「野手の皆さんに申し訳ないです。いいプレーをしてもらっているのに、それに応えられなくて悔しいです」。

 2回、村田、スレッジに連続ソロ本塁打を浴びると、4回にも1失点。5回には2死一、二塁からゴロを処理した森野が二塁に悪送球し4点目を失った。これで集中力が切れてしまったのか、続く村田には右前適時打。さらにスレッジに3ランを右中間席に放り込まれ、試合を決められた。

 不運な味方の失策にも「それ以前の問題です」。1週間前の対戦では同じ横浜を相手に7回3安打無失点の好投をみせたが、この日は、左打者を3人から5人に増やす“奇襲”に出た横浜打線の前に完敗だった。

 これで先発陣はここ5試合で21回1/3、自責21、防御率8・86といいところなし。先発ローテ6人の勝敗も6勝7敗と、ついに先発陣の成績で負けが先行した。

 [2010年4月15日10時43分

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