背中を痛めていた中日吉見一起投手(25)が3日、出場選手登録を抹消された。この日、ナゴヤドームで首脳陣にけがの経過を報告し、抹消が決まった。グラウンドには姿を見せず、トレーニングルームでバイクをこぐなどして汗を流したエースは「何も話せないです。すみません」と神妙な面持ちで帰りの車に乗り込んだ。

 吉見は5月27日日本ハム戦(金沢)の試合途中に背中を痛め、同31日にチームから離れ、ナゴヤ球場で別メニュー調整を続けていた。チーム関係者は「思ったほどひどくはない。最短(10日間での再登録)かどうかは分からないが、重傷ではない」と話しており、長期離脱にはならない見込み。交流戦明け18日からの巨人3連戦(東京ドーム)での復帰を目指すことになりそうだ。

 [2010年6月4日10時25分

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