18日に再開されるリーグ戦で、オリックスT-岡田外野手(22)の「30発計画」が本格化する。T-岡田は17日、交流戦の最多タイ24打点、得点圏打率5割8分8厘が評価され、最優秀選手に選ばれた。「交流戦で優勝でき、自分の打撃もできたのがうれしい。これから1本ずつ重ねていきたい」。18日の日本ハム戦は5番左翼で先発予定で、現在の14発からアーチ量産体制に入る。

 強力にバックアップするのは、4番カブレラ、6番セギノール。本塁打キング経験者2人がフレッシュな大砲を挟み、アーチの香りがするぜいたくハンバーガーのようだ。勝負を避けられる可能性も低くなり、相手投手だけに集中できる。現在の本塁打ペースなら残り81試合で34発まで届く計算になる。

 通算322発のカブレラ、日本最多の左右両打席本塁打9度を数えるセギノールからは、技術的に実際に学ぶことも多い。推定年俸1200万円の男は交流戦MVPの賞金200万円を「大きいです!」と素直に喜ぶが、目標の30発に届けばオフはもっとおいしいものが待っている。

 [2010年6月18日12時14分

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