野球賭博に関与したとして野球の独立リーグ、ジャパン・フューチャーベースボールリーグ(JFBL)の大阪ゴールドビリケーンズの8選手が契約解除された問題で、残留した12選手のうち数人が「(賭博の存在を)知っていたが止められなかった」と話していることが27日、球団への取材で分かった。宮本高明代表(33)によると、選手数人はチームの上下関係などが理由で止められなかったとし、自責の念を感じているという。

 また同リーグの壁矢慶一郎代表(64)は同日、リーグ存続が危うい状況であることを認めた。大阪と三重の2球団で運営するだけに、ほかに多数組んでいる四国・九州アイランドリーグなどとの交流戦が今後開催可能かが焦点で、壁矢代表は「今月中に(再建)方針を伝えるよう四国さんに言われているが自信がない。四国に断られたら存続できない。2チームでは無理」と語った。

 大阪はこの日、契約解除した8選手の名前を公表。12選手で問題発覚後初のJFBL公式戦を大阪・住之江で戦い、3-1で勝利を収めた。

 [2010年6月28日8時15分

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