広島野村謙二郎監督(43)が、選手に“エゴイストのススメ”だ。25日のナイター練習前、選手を前に「これからの残りで個人の成績をどれだけ巻き返せるかが勝負。それがチームの成績につながる」と借金「16」返済へ異例の個人主義指令で鼓舞した。
「ここまで成績のいい人はそれを維持して、悪かった人はここでいったん線を引いて(再スタートして)ほしい」。就任以来取り組んできた走塁面など「スキのない野球」への意識改革はチーム全体に浸透しつつある。また、故障者続出で若手を起用せざるを得なくなったが、その選手たちが力をつけてきた。「(走塁面などは)100%じゃないけれど、上達している段階。若手も今後に期待が持てる」とペナントレースで苦しみながらも収穫も得てきた。そのうえで、今後は個々の実力発揮がチーム力アップに不可欠というわけだ。
今季遊撃のレギュラーに定着した梵は「(前半戦チームの不振で)これでいいと思っている選手はいないはず。しっかり頑張れということでしょう」と野村流のゲキを受け取った。打撃不振などで2軍落ちし、この日のシート打撃で本塁打して27日からのヤクルト戦(神宮)帯同が決まった迎も「自分に言ってもらっていると思って聞いていました。今までの成績を線引きして、1打席1球に自分のスイングをしたい」と力を込めた。【高垣誠】
[2010年7月26日11時59分
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