<ヤクルト3-2中日>◇3日◇神宮

 22歳のヤクルト村中恭兵投手が得意の竜退治だ。今季ワーストの7四球と苦しみながら、7回途中7安打2失点と粘投。5年目で自己最多、チームトップの8勝目を挙げた。「今日はどうなることかと思ったけど、相手がいい投手だったので、できるだけ最少失点に抑えることを心掛けた」。再三のピンチを全力でしのぎ、味方からもらったリードを守り抜いた。

 これで今季中日戦は3戦全勝。1回に自らの暴投で献上した1点が今季初失点と、好相性を発揮する。「たまたまです。阪神や巨人を上回るほどのクリーンアップですし」。チームの勝ち頭としての役割を果たせていることが一番うれしい。「連勝できてるのと、火曜日の頭(カード初戦)を取れているのが大きいと思う」。3位中日には7・5ゲーム差。Aクラスへ「竜キラー」のさらなる活躍が欠かせない。

 [2010年8月4日9時7分

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