横浜の買収先として有力視されている住宅設備最大手、住生活グループの潮田洋一郎会長(56)が7日、交渉の見通しについて「社内的には今月中に決定し、11月の頭には発表したい」と話した。11月1日の中間決算報告を念頭に置いていると思われる。現在は球団の資産査定の期間で「相手との話し合いは今月終わりぐらいにならないと」と話した。

 球団株のうちTBSグループが計69・2%、残る30・8%はニッポン放送が保有。潮田会長はTBSとだけ交渉していると明かし「全部買うのがベストかどうかは条件次第。費用対効果の問題。(球団価値の)中身によってオファーを変える可能性もある」と慎重に話した。本拠地問題についても「新潟と話をしたこともないし、横浜ともない。仮に球団を取得したとして、その後に話があれば、すべての可能性を拒絶すべき理由もない」と話すにとどまった。

 [2010年10月8日8時38分

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